心地良いきめ細かい泡は、酵母を瓶の中で長時間じっくりと発酵、また熟成させることによって生みだされています。最低でも90日間(造り手によってはもちろんそれ以上、18ヵ月や3年以上など…!)の時間を経て、私たちのもとへ届けられているのです。
また、発酵によって滓(オリ)が生じますが、これを取り除く作業は伝統的な手作業。発酵中のゼクトを1本1本ころころと動かし、滓を瓶口に集めます。この作業の回数は造り手にもよりますが、例えば24ヵ月の発酵・熟成期間中に50回以上行っているワイナリーもあります。何気ない作業のようですが、このおかげでよりクリアーで洗練されたゼクトに仕上がってゆくのです。
この伝統的な手法で造られているゼクトはドイツ産ゼクトのほんの一部。いくら手間ひまを掛けても惜しくない、造り手のゼクトへの愛情と情熱がなせる賜物です…!
※滓(オリ)…発酵を終えた酵母の残り。
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